2013年~  第6期

2013年9月某日 「シュウとの出会い」
コジコジに逃げられたあと、あまり日を空けずなお☆ヤンからメンバーにメールが入る。後任ベーシストの候補者がいるから、一度スタジオに入ろうという。
それが、なお☆ヤンの同期生でジャイアンポジションの、スゴい男シュウ。(なお☆ヤンはのび太ポジション)デカイよとかメッチャ強いよとか、腕がこんな太くてーとか、音楽以外の要素を自分のことのように自慢してくるなお☆ヤンは、小物感に溢れていた。
アニキも知ってるそうで、梅田のスタジオM4Ⅱで何曲か一緒に演ってみたあと、いいねーじゃあ加入ね。となった。
その際シュウが、なおやんオレ合格かーと言っていたのに理由があって、シュウにはこれはオーディションだと伝えていたらしい。
オレら人様を選別できるような身分かよという話だが、シュウ自身は緊張とか何もなく、むしろ気が変わったからやっぱヤメるわーと平気で言いそうな顔をしていた。そういう人の顔だった。
なお☆ヤンいわく、アニキと合わないんじゃないかと心配だったという。どっちもジャイアンだから。ひとつのバンドにジャイアンふたり。ダブルジャイアンリサイタルである。
あーその心配はわかるなーと思った。結局ジャイアンは入ってきて、ギルトフォーの動物園度はまた上がった。


オーディション直後の記念撮影。なぜか顔を隠すシュウ。

2013年11月4日 「シュウのギルトデビュー」
ベーシストとしてギルトに電撃加入したシュウは、実はギタリスト。ベース歴なしの電撃デビューだった。
最近、自分がギターのPM3:00(ピーエムサンビャク)というバンドを始めて
・ライヴイベントをやりたかった
・なお☆ヤンに、ギルトフォーも出てくれよ!と誘った
・なお☆ヤン:「うーん でたいケド いまボキんトコべースがいナくて ばんド できナいのねん」
・シュウ:「なんやベースくらい。俺が弾いたるやんけ」
・なお☆ヤン:「え?ギルトフォーに入りたい?言っとくけどウチは厳しいよ。そこまで言うなら、とりあえず一回腕を見させて貰おうかな」 
みたいな流れで気がついたらメンバー。
約2ヶ月後、無事ライブイベントは開催された。
場所は大正フリーピープル
<出演>
■パワフル今村(おしゃれな弾き語り) 
■ギルトフォー(北摂ハードポップ) 
■PM3:00(ハードロックのカバー)
シュウには歴代含むギルトメンバーが誰一人持っていない、人望という名の集客力があった。(ちゅーやん氏は人気者だけど、サポートだったからカウント外)人が入りきれないほどの満員で、いい盛り上がりだった。何人かの人は音楽をよくわからず、ライブハウスも初体験で呆然としてるようにも見えたが。
会場にはパイプ椅子に缶ビールやおつまみを用意して、まるで会社のレクレーションのような和やかさを醸し出していた。
終演後は、若い観客の方々がシュウやパワフル今村氏の指示を受け、軍隊かと言いたくなるほど統制の取れた動きで会場を片付けていく。
権力人望っていいもんだよね。オレも欲しい。


シュウはPM3:00の時とは違い、ヅラとヒゲで素顔を執拗に隠したがった。バレないように、と言ってたその時点で、メンバーじゃない感が否めない。